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エモいエンジニアが幸せ世界を目指します

Developers Summit 2019 にLT登壇してFUNしかなかった話 #devsumi #devsumiE

昨日はDevelopers Summit 2019 2日目お疲れさまでした。
初めてのデブサミ参加、初めてのデブサミ登壇、まずは見に来てくださった皆様、エアで応援くださった皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございます。
いまだにふわふわと夢のような気持ちですが、まずは自分の登壇に絞って、ざっくばらんに感じたことを残しておきます。

登壇概要

私たちのセッション「アウトプットのススメ ~技術同人誌・LT登壇・Podcast~」の概要は

event.shoeisha.jp

登壇資料は(hekitterパートは34~54)

登壇前に伝えようと思っていたこと

今回の登壇は7名の合同LTでした。

@oyakata2438:技術同人誌巻き込み神
@ariaki:アウトプットと成長神
@hekitter:…?
@長村ひろ:技術同人誌とAWS
@mochikoAsTech:技術同人誌売り上げ神
@KANE:Podcast
@えるきち:技術同人誌とまとめ神

皆様いずれも、今までのアウトプットの積み重ねとその結果が明確にある方ばかりです。この中で、なぜ私…?という感じしかありません。
だからこそ役割は明確です。

「未/少アウトプット勢に第一歩の始め方と結果を伝える」

とはいえ、どう伝えようか、いつものLTのごとく、12月~1月結構悩んでおりました。
こういう悩みは場数の問題かもしれないです。場数が嵩めば、自分の型がもっと明確になり、ぶれなくなってくると思います。1

と思う中、一つ明確に「こうしよう」と今回の方向性に思い至ったのは、1/26インフラ勉強会オフラインイベントの沢渡さんのセッションを受けて、これくらいの熱量で何とか伝えられないかとおこがましくも思ったことがきっかけです。
沢渡さんのセッションから感じたこととして、「事実」以上に胸を打つものはないのかもしれない、だから自分の「事実」+「感情」をベースに伝えようと思いました。皆さんほどの大きな成果はなくとも、行動した事実と結果はあるので、それを主軸にプラスで「なぜそういう行動をしたのか」「その行動から何が得られたか」をなるべく平たい言葉で伝えられれば、それが私のミラクルストーリーとして誰かの行動のきっかけになるかもしれない。

そんな考えに基づき、自分にとってインパクトのあった行動を並べて、それに抽象化した言葉をつけていった。そんな感じでできたのが今回のスライドです。

おやかたさんの記事でも触れられていますが、ariakiさんにテンプレートを作っていただき、微調整も含めて仕上げていただいたからこそ、内容に注力できたのは今回本当にありがたかったです。ariakiさんありがとう。

デブサミの熱にしゃべらされたこと

2日目朝から1参加者としても数セッション伺いました。本当は全コマ行こう、なんて思ってましたが、インプットには体力を使うもので、自分のセッション用の体力も考えて、泣く泣く厳選しました。

  • 【15-E-1】ソフトウェア開発の「今ココ」に適応するために― カイゼン・ジャーニーから見つかった新たなfunと前進への旅路 ― 市谷 聡啓 [ギルドワークス]/新井 剛 [ヴァル研究所・エナジャイル]
  • 【15-D-6】ことばだけでは足りません、描いてシェアして伝えていこう! 高野 明子[Sider]

限られた時間でも特に私の尊敬する方のセッションを聞けたことは幸いでした。その熱を受けて、同じ舞台に立つことに改めてその意味の重大さもかみしめました。

実際のセッションについて、200人の会場が本当に満員になるのか、とずっと疑っておりました。 事前申し込みですぐに「満員」の文字が出ること自体も正直信じられなかったのです。 ふたを開けてみれば、会場を見てみれば本当に満員。ありがとうございます。

そんな会場、7人のセッションという異例さもあり、バタバタしながらも始まりました。
トップバッターのおやかたさんのを席から応援し、次点のariakiさんのLTを壇上の後ろの席から見守っていました。
ariakiさんのLTはいつも通り素晴らしいなとスライド時点で思ってました。経験と知識に裏打ちされた説得力・論理性、そこに加えて見守っていた場所もあって、今までに感じたことがないariakiさんの熱に圧倒されてました。成長を応援すること自体が生き様である、ariakiさんの背中からひしひしと感じました。しかも、ariakiさんのLTは後ろのメンバにつなげるというバランスポジション。その想いというバトンを受けて、自分のLTに臨みました。

数値上の結果で言いますと、本当は1人7分尺めどに話すところ、4分ほどオーバーしました。後ろでリカバリーしてくれたKANEさん・えるきちさんありがとう。本当にごめんなさい。 2 登壇者の目線で言いますと、壇の前に大きな時間表示があり、時間の確認ができます。途中で、「時間が足りない」ということもわかりました。いつもなら、もう少し焦りや「巻く」意識が強く働いたとおもうのですが、実はそこまで「巻き」モードになりませんでした。

自分の中で「hekitter」というものは一つの仮想人格としてとらえているところがあります。
その仮想人格としてのhekitterがhekitterを題材にしつつ、無意識的にあの会場で何かを伝えたがっていた。そんな気持ちでしゃべっていました。あるいは、昔の私に何かを伝えたかった、そんな気持ちもあったと思います。自分でもよくわからない何かに動かされて、元のスライドもメモもどうでもいいような気持ちでしゃべっていた。今思うとそういう境地だったと思います。 だから時間がどうこう以前に、伝えたい、可能性を広めたいという思いのまま、ぽつぽつと出てきた言葉をそのまま発していたのではないかなと思います。

その結果、メンバーの中で「前菜」のポジションでしゃべるつもりだったはずが、ただただ謎のエモさを残すことができたのではないかと、おもいます。正直、自分で何をどうしゃべっていたのかというのが思い出せないのです。無意識の熱量に動かされていた、そんな記憶しかありません。

登壇後の余韻

登壇終了後、打ち上げ中ずっとTwitterで反応を観測していました。3Twitter再開してみた」「アカウントとってみた」「執筆しようかな」etcetc…行動が観測出来て、興奮しかありませんでした。見つけては、きゃっきゃしてリツイート&自分に言及されていたらリプしまくってました(いきなりリツイートされてびっくりした方すいません)。

自分にとって今回の登壇が成功だったといえるのは何をもってでしょうか?
執筆者にとっては、執筆仲間が増えること。PodcasterにとってはPodcastに興味を持ってくれる人が増えること。

私は、大きな結果もなく特定のアウトプットのプラットフォームがあるわけではありません。
だから明確にXXをもって成功とするというのは、ほかの人ほど言えないかもしれません。

でも一つだけ言うなら、自分の価値に気づくきっかけになること、自分の意志で動くきっかけになること、それが観測できたことで、自分にとっては同じような熱をそれぞれの舞台で感じてくれる可能性のある人を生み出せたのではないかなと思うのです。この方たちが、FUNを探しながらどんどん次の行動に進んでもらえれば、それに勝る結果はないのかなと思います。

そして、自分自身としても、今回の登壇を更に行動の歩幅を広めるきっかけになれば、今回の登壇が良かったものとして残るのではないか。そう感じます。

自分へのメッセージ

実は登壇前1週間は自分にとって、結構気分的にもどん底週でした。
仕事上のあれこれ・登壇に対する無意識のプレッシャー・インプットアウトプット不良etcetc で何も手につかない、体調も最悪といった感じでした。
それは自分で「お前の仕事の成果・アウトプットには価値がない」「半年の時間があってお前の成長はそんなものなのか」と無意識的に追い詰めていたからに他ならないのかなと思います。
でも、何とか持ち直したのは、自分には何を言われても届けたい思いがある・その行動事実がある・それを受け入れてくれた人がいた・それをきっと待って期待してくれる人がいる、そのことを思い出したに尽きると思います。

だからこそ、自分の登壇を思い返してみると、「Message For YOU」は1週間前の私への「Message For ME」でもあったのかな、そんな思いで登壇の神様が応援してくれていたのかな、という不思議な気持ちでしゃべっていました。

本当に、かけがえのない時間をありがとうございました。
まだまだ、私のFUNは始まったばかり。
次のアウトプットでお会いしましょう!!


  1. とはいえ、すでに自分のLTにもある程度型はあります。最初に問いかけを入れて、観客と一緒に考えたいというのも1つです。これがいいか悪いかは今回の結果を踏まえてそろそろ考える時期かもしれません。

  2. 本格的にタイムマネジメントの修行に出ねばと思いました。反省はしているが後悔はしていない。修行法を教えてください。

  3. 一見すると全員Twitterしている打ち上げ。仲が悪いのかな?いえいえ、これが最大の肴。